最近ではエイジングケアについての商品や情報など、広く雑誌やメディアなどで紹介されていますね。
興味はあっても、何をいつから始めたらいいのかわからない・・・なんて方もいらっしゃるでしょう。
今回は年代に合わせた、エイジングケアの方法を紹介していきます。
●20代のエイジングケア
20代の方は、まだまだ悩みが少なくどこか他人事のように捉えている方もいらっしゃるでしょう。
しかし、そもそもエイジングケアとは老化防止のケアのことであって、20代にどんなケアをしているかによってその後が大きく変わります。
今は何も実感がなくても、将来のためと思ってケアを始めるのが得策です。
近年は10代の内からメイクを始める女性も多いですね。
必要以上のクレンジングや洗顔で摩擦を生じ、しわやクマを既に引き起こしている方も見かけます。
まずはたっぷりの化粧水でしっかりと保湿することを心掛けましょう!
また、スマホなどの長時間利用により俯く時間が増え、頬のたるみ、ほうれい線も早い時期から現れやすくなっています。
舌を使ったトレーニングで表情筋をしっかり動かしましょう。
口を閉じた状態の口内で、舌を右回りに10回回します。
ポイントは内側から皮膚を押し上げながら回すことです。
10回回したら、同様に左回りに10回回します。
ほうれい線や頬のたるみ予防に繋がる他、唾液をたくさん分泌するので口臭予防にも最適です。
早速今日からでも始めましょう。
・30代のエイジングケア
10代、20代ではほとんどなかった見た目年齢の差が大きく表れるのが30代からです。
今までに積み上げてきたものや、現在進行形で進んでいる老化に対して行っているケアなどによって、実年齢よりも若く見えるか老けて見えるか人によって差が出ます。
30歳を過ぎたらハリケアは忘れずに!!
肌の内側からふっくらとした水分を弾き飛ばしそうなハリ・弾力は、見た目が若く見える特徴です。
コラーゲンやエラスチンなど肌の弾力を保つのに必要な成分は、年齢と共に減少していきます。
これらが減少すると、肌のバリア機能が弱くなり肌を再生するターンオーバーが遅くなる為ハリや弾力が失われ、シワやたるみ・ほうれい線の原因となっていくのです。
肌の再生能力が衰えるため、水分をたくわえる「高保湿成分」が入ったスキンケア商品を使用しましょう。
また、コラーゲンを増やすために必要なビタミンCを肌に届けやすい形にした「ビタミンC誘導体」が含まれた化粧水なんかもお勧めです。
ビタミンCはシミにも有効的です。
メラニンの生成を抑制してくれる他、メラニン色素を還元してなかったことにしてくれる効果が期待できます。
正に美肌にはビタミンCということです。
高保湿成分やビタミンC誘導体などがはいごうされたエイジングケア化粧品は、通常よりも多少価格が上がります。
しっかり続けることが大切ですので、無理なく続けられる価格帯で選ぶようにしましょう。
・40代のエイジングケア
40代になると、20代、30代の手入れの積み重ねで、更に差が出てきます。
「今更遅いかも・・・」なんて思わずに、今日からすぐにでもケアを始めましょう!
40代のお肌は、20代と比べてコラーゲンの量はなんと約半分になると言われています。
女性ホルモンの分泌も減少し、肌質が変わってきます。
基本的なことからひとつづつ見直していきましょう。
まず、美肌の原点とも言える洗顔。
・ゴシゴシ強い力で肌をこすっていないか?
→摩擦はシミやしわ、たるみなどあらゆるトラブルの原因となります。しっかり泡立て、ゆっくり丁寧に洗いましょう。
・ぬるま湯でしっかりすすいでいるか?
→すすぎ残しは肌トラブルのもと。優しく20~30回はすすぎましょう。また、熱い湯は肌の油分を奪います。必ずぬるま湯か水ですすぎます。
・清潔なタオルで優しく水分をとる
→タオルでぽんぽんと優しく押さえるように拭き取るのがポイントです。ゴシゴシ拭くと摩擦が起きてシミやしわの原因となってしまします。
時間に追われ、洗顔がないがしろになっていないか今一度見直してみてください。
続いて紫外線対策。
紫外線は表皮を通り抜け、真皮にダメージを与えます。
真皮には線維芽細胞と呼ばれる細胞があり、この細胞が肌のハリを保つのに必要なコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸を作りだしています。
紫外線によって線維芽細胞がダメージを受けると働きが低下し、シミやたるみ・しわなどのトラブルが出てくるのです。
紫外線対策を今すぐ始めなければ、ますます肌の老化は進み美肌から遠のいてしまします。
✔紫外線が強い正午前後の外出を控える
✔日傘や帽子、サングラスを使用する
✔衣服で首などの肌をカバーする
✔自分に合った日焼け止めを使用する
✔頭皮のケアも忘れない
あとは、30代同様保湿をしっかりとした方が良いので、高保湿成分が配合されたケア商品を選ぶようにしましょう。
洗顔・紫外線対策・保湿を怠ると肌は老化へとまっしぐらですので、基本的なことですが面倒くさがらずに労わってください。
・50代のエイジングケア
50代は40代の頃に比べてより一層肌のターンオーバーが乱れがちになります。
肌のバリア機能の低下により、乾燥肌や敏感肌に進行してしまう方もいらっしゃるほどです。
まずはお悩みに合わせたエイジングケア成分を知り、40代のケアにプラスして取り入れていきましょう。
【シミ】ビタミンC誘導体、フラーレン、ハイドロキノン、アルブチン、プラセンタなど
【小じわ、はり】ビタミンC誘導体、レチノール、アスタキサンチン、ナイアシン、コエンザイムQ10、トリペプチド、パントテン酸
など
成分表示をチェックして、上記のものが配合されている基礎化粧品を進んで使用しましょう。
乾燥対策として、美顔器の使用も推奨します。
スチームで潤いを与えたり、保湿成分を浸透させたり、美容液をイオン導入できたり、メーカーや機種によって様々な性能があります。
肌の状態に合わせて、機械を選ぶといいでしょう。
もちろん、各年代で紹介したケア方法も励行すると更なるエイジングケア効果が望めます。
何年、何十年と重ねてうまれた肌トラブル。
1日2日、1ヵ月2ヵ月で簡単には綺麗になりません。
日々の積み重ねが、1年後・5年後・10年後に美しくいる秘訣です。
今さら遅い・・・と諦めず、ケアしていきましょう。